Raspberry Pi Zero Wが2017年2月28日に英国で発表されましたね。
これはRaspberry Pi Zeroに無線機能を追加したモデルです。
価格は10ドルです。
これの日本発売を待っていたのですが、いつまで経っても発売開始になりません。
KSYの販売ページでは最初は3月中旬となっていたのですが、待っているうちにいつの間にかゴールデンウィークに入ってしまいました。
それでもまだ販売開始にならないんですよね。
KSYによると、「本製品の発売時期は、法令遵守の手続の都合で、未定となっています。 」となっていて、まだ発売の目処が立たないのでしょうか。
英国から輸入しよう
ちょっと待ちくたびれたので、英国から直接輸入することにしました。
PIMORONIの販売ページはこちらです。
Raspberry Pi Zero Wを1枚だけ購入しました。
購入価格は13.50ポンドです。日本円では2,000円ぐらいですね。
Raspberry Pi Zero W: £8.00 GBP
送料: £5.50 GBP
合計: £13.50 GBP
4月19日に出荷連絡があり、4月28日に無事に受け取りました。
技適はあるけど
Raspberry Pi Zero Wは無線機能が追加になったので、日本国内で使うには総務省が発行する「技術適合証明(技適)」を取らないといけないですよね。
届いたRaspberry Pi Zero Wの基板を見ると、ちゃんと下記のような技適マークはあります。
でもKSYによると、「本製品の発売時期は、法令遵守の手続の都合で、未定となっています。 」ということなのですよね。
どういうことなのでしょうか?
技適を取った通信機器は下記の総務省のページで検索ができます。
総務省 技術基準適合証明等を受けた機器の検索
それで調べてみたのですが、Raspberry Pi 3Bは見つかるのですが、Raspberry Pi Zero Wは見つかりませんでした。(2017/5/1時点)
まだ申請中なのでしょうかね?
結局、使って良いのかな?
総務省の「技適マーク、無線機の購入・使用に関すること」には、下記のような記述があります。
Q7 技適マークが付いていればそれだけで大丈夫ですか?
A: 次の場合が考えられます。
1 特定小電力のトランシーバー、家庭で使用する無線LAN、コードレス電話などは、技適マークが付いていれば無線局の開設のための総務大臣の免許を受けないで使用できます。
2 上記以外の無線機(アマチュア無線、パーソナル無線など)は、無線局の開設のための総務大臣の免許が必要となります。
(免許を受けずに無線局を開設若しくは運用した場合は電波法違反となり、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金の対象となります。)
3 無線機を改造すると技適マークを抹消しなければいけませんが、抹消できてないものも考えられます。この場合、無線機を使用できない恐れがあります。
詳しくは、最寄りの総合通信局へお問い合わせ下さい。
Raspberry Pi Zero Wは家庭で使用する無線LANという認識ならば、家庭内なら問題無さそうと取れます。
ということで良いのでしょうか?
よくわからない時は、触らぬ神に祟りなしの方針ですかね。
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